ディズニーランドの美しい話

心理カウンセラー衛藤さんの話 パート2

スタッフの管理などの講義の中で、例にあげられたお話です。


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ディズニーランドのキャスト(スタッフ)はマニュアルを基本に業務に当たります。

お客様の笑顔のためなら、マニュアル以上のサービスもしていいそうです。


お客様からのお手紙でわかったお話です。



ある若い夫婦は、生まれてすぐの始めての赤ちゃんを病気で亡くしました。

それは、ものすごいショックであったといいます。

日々、悲しみ、用意したベビーベッドや洋服を見ては泣く毎日でした。

一年が経とうとしても、2人とも思い出しては涙が、、、

ある時、旦那様が「こんなんじゃぁ、ダメだ。産まれたら行こうって言ってたディズニーランドに行こう。」

きっと楽しくさせてくれて、忘れさせてくれるはず、、、

しかし、アトラクションに乗れば、子供連れを見て、思い出す、、、


いたたまれなくなった2人は、子供にお子様ランチを食べさせる夢を叶えて帰ろうと決めました。

ショーを見ながらのランチ。

案内をされたのは、カップル席。キャストの慢心の笑顔での対応。

「お子様ランチをお願いします」

「こちらのメニューは、量も少なめになっておりますので、他のメニューを選ばれたらいかがでしょうか」

目を合わせ、肩を落とすゲストの二人を見て、キャストは

「わかりました、何とかご用意してまいりますね。どちら様がお召し上がりになりますか」

、、、ふたりは、今回の事をキャストに話しました。

すると、そのキャストは、慢心の笑顔で

「失礼致しました!ご案内の席を間違えました。どうぞこちらへ‼」

ふたりが案内されたのは、ファミリー席。さらに、キャストは大人の椅子を一つチャイルドシートに替えて、、、

「お父様とお母様は何になさいますか?」、、、

ふたりは嬉しくて涙が止まらない、

「来て良かった」とディズニーランドに手紙を送ったそうです。

「また、兄弟を連れて連れて、ディズニーランドに行きたい」と手紙が締めくくられていました。


粋な計らい、これを会社で誰が対応したのか調べて、表彰する会社なんです。

ディズニーランドだから出来る、、、いえ

その人の気持ちでやれることです、そして

その人をそんな気持ちにさせる会社であるということが重要なポイントであると思いました。


テニスDEポン     黒野龍太