フォーカシング『あなたは、何を見ていますか?』インパクト編

【フォーカシング】インパクト編
(ボールに焦点をあわせられるか)
  コーチに 「ボールをよく見て!」 と言われることありませんか?
 
①見ているのに、見ていないといわれたり。
②見ているのに、ラケットの真ん中に当たらなかったり。
③え!?ボールって見て打つの?
 
 
なぜ、上記のようなことが起こるのか検証してみましょう!
 
《見ているのに、見ていない!?》
これは、視野の中のどこでボールを見ているかに問題がありそうです。
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人間の視野は、あらゆる方向に約180度あります。
ただし、焦点があわせられるところは、視野の中心。
いわゆる顔の正面でしか焦点は合わせられません。
横目(流し目)で焦点をあわせようとしても、ピントはあいにくいのです。
ピントが合っていない視野の片隅でボールを見ても『観察』ができないのです。
見る物体(ボール)に対して、左右の目の距離が同じところにあることが必要です。
僕はそんな方には『鼻を向けて!』とよくアドバイスをします。
あなたは、視野のどこでボールを見ていますか?
 
 
《見ているのに、ラケットの真ん中に当たらない》
これには、どのタイミングまでボールが目で追えているのかにポイントがあります。
いわゆる最後までボールを見るということです。
最後ってどこ?・・・そうそれは、インパクト(ボールとラケットがぶつかる瞬間)するところです。
ボールは動いているものなので写真で写したように鮮明に見ることは出来ませんが、
インパクトまで顔の正面でボールを追うことをしましょう。
 
 
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写真は、ハンチュコワ選手がボールを顔の正面で見ようとしているところです。
まだ、インパクト前なのでやや横目ですが、インパクトが顔の正面になるように
顔が待ち伏せしてる・・・ってかんじですね。
・・・といっても、あまり早い段階で待ち伏せしないようにしてくださいね。
来るボールを見失います・・・。
 
 
《え!?ボールって見て打つの?》
けっこう、インパクトを 勘 で向かえる人がいます。
(え!?ボールって見て打つの?は、ある初中級者の方に言われたコメントです。)
ボールを見るというイメージを写真を見て作っていきましょう!
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この写真は、ハンチュコワ選手がボールをインパクトした瞬間です。視線がやや外れています。
これでは、勘になってしまうということです。(プロのスピードではこの程度のズレは範囲内)
私たち、テニス愛好家のボールのスピードであれば、インパクトまで見たほうが
あたるタイミングが本能で感じられて、力を入れるタイミングを逃さなくなります。
 
お手本として有名なのが、この人 世界ランキングNo1 ロジャーフェデラー
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今回は、ボールのインパクト辺りのフォーカシング
のお話しでしたが、次回はゲーム中などラリー中の
フォーカシングのお話しをしていきましょう。